シミュレーションソフトを活用したメッシュのモデル作製、
メッシュ特性のシミュレーションも行っています。
試織前の設計段階でシミュレーションによる予測をすることにより、
設計精度を向上できます。
また、試織、評価などにかかる時間を短縮でき、
よりタイムリーな製品開発が可能となります。

【シミュレーション可能な特性例】
メッシュの形状、厚さ、空隙率、通気特性、
圧力損失、電磁波特性　など

用途：ふるい網　「もっと細かい粉体をふるいたい」
既存ラインアップには無かった細かい目開きを実現

お客様のご要望をもとに、織り組織や線径などの設計を提案、
そしてNBCメッシュテックの製織・加工技術により、
従来品よりもさらに目開きの小さいメッシュを開発しました。
開発品では目開き5 μmを達成しています。

このように、規格品以外も検討可能です。

用途：フィルター　「もっと濾過効率を上げたい」
より細い糸を使用し、開口率を上げることで効率UP

従来よりも細い糸を使用することで、
目開きは変えず開口率のみUPしました。
その結果、全体の通気流量が上がり、
濾過効率向上を実現しました。

また、設計段階で通気のシミュレーションを行うことにより、
試織前に設計の妥当性を確認できました。

実際に織る前の段階でメッシュの特性値を予測できるので、
製品開発スケジュールの短縮も可能になります。

用途：生活資材　「現在使用しているメッシュの素材を変更したい」
原糸メーカーと協働で、原糸開発の段階から検討し、
ポリオレフィン細径原糸のメッシュを実現

ナイロン（PA）メッシュをご使用いただいていたお客様から、
メッシュの素材をポリプロピレンに変更したい、というご要望をいただき、
新たに設計、試織した事例です。

既存ラインアップのポリプロピレンメッシュは線径が太いものが中心でしたが、
より細い線径のメッシュをご希望いただいたため、
原糸メーカーと協働で細径原糸の開発、調達から対応しました。