2026年02月24日
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PFASフリーとメッシュ
PFASは有機フッ素化合物の一種で、炭素とフッ素の強固な結合を持つ人工化学物質であるペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称です。1万以上の種類があるとされ、耐熱性・撥水性・耐油性に優れ、衣類、防水加工、食品包装、半導体など幅広い用途で使われています。身近なところでは焦げ付きにくいフライパンにも使用されます。
・分解されない:
「永遠の化学物質(Forever Chemicals)」と呼ばれ、廃棄された製品から流出したPFASが自然界でほぼ分解されず、土壌・水・生物に蓄積するリスクがあります。
・人体への影響:
自然界に堆積したPFASが水や食べ物を通じて人体に入ってしまった場合、発がん性、免疫系への悪影響、ホルモン撹乱、胎児発育へのリスクが報告されています。特に、以下の2種類のPFASは発がん性があるとして、すでに規制されています。
PFOA(Perfluorooctanoic acid)
PFOS(Perfluorooctane sulfonic acid)
発がん性が確認された物質はPFOAが代表例ですが、その他にも毒性が強く規制対象になったPFASは多数存在します。
・広範な汚染:
世界中の水源や食品から検出され、各国で環境問題として認識されています。特に水道水を通じての摂取が問題となっています。
POPs条約(ストックホルム条約)
元々はダイオキシンなどを規制する条約として2001年に制定された条約。この条約に以下の2つのPFASが規制対象として追加された。
2009年 PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
2019年 PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
2022年:PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)
2025年:LC‑PFCA(長鎖ペルフルオロカルボン酸:C9〜C21のPFCA、塩、関連物質)
EU 化粧品規制(Cosmetics Europe提言)
2025年末までに、「化粧品中の意図的なPFAS添加」を可能な限り排除する指針が提示されています。
REACH Annex XVII Entry 79(EU)
2024年9月に公布された規制で、PFASのひとつであるPFHxA(C6)に関する規制。2026年と2027年に段階的に施行される予定です。
2026年10月10日:衣類、履物、食品接触紙、化粧品を規制
2027年10月10日:衣類以外のテキスタイル、レザー、毛皮、皮革製品を規制
